赤ちゃん歯科の始め方①

こんにちは。

ぼくは赤ちゃん歯科というジャンルの歯科臨床をやっています。「赤ちゃん歯科」ってなに?という方に、まずその内容はついてお話します。

「赤ちゃん歯科」とは、その名の通り、赤ちゃんを対象にした歯科臨床のことです。これ、とっても深いんです。。。

結論から言ってしまえば、「人生でもっとも発達発育のポテンシャルの高い赤ちゃんの時期にライフステージに良い影響が得られる口腔機能と口腔形態が身に着けられるようなサポートを提供する」ということになります。。。ちょっと長いですかね???(笑)

ざっくり言えば、人生の基礎作り、それも口腔というお口のことだけではなく全身との関係を考えた歯科臨床ということです。

ちょっと抽象的になってしまうのでわかりにくいと思いますので、このあたりを少し深堀していきながら説明しましょう。

歯科って聞くと、みなさん何を思い浮かべますか?

おそらく大多数の人が、虫歯や歯周病に対して歯を削ったり歯石を落としたりするようなイメージがあるんじゃないでしょうか?ぼくが現場で会う患者さんもほとんどの方がそうです。痛みがないと受診しなかったり、痛みがあったとしても痛みがなくなってしまえば来なくなる・・・そんな現状が徐々にではありますが、予防という概念が浸透してきて、定期検診とかクリーニングのためとかで、痛くなくても受診する人が増えてきつつありますけど。。。

それでもまだまだイメージとしては歯がいたくならないと歯医者さんには行かない、という印象があります。赤ちゃん歯科は、そういった考え方とはまったく違うのです。口腔という切り口ではありますが、そこから全身とのつながりを考えて発達をサポートしていくのが赤ちゃん歯科なのです。

そもそも、発達とは体の使い方を示す言葉として引用されることが多いと思います。ではどうやって体は使われているのかというと、脳が使うわけです。ということは、脳科学的側面も考えなければならないということになります。なぜなら体は脳からの信号によって動き方が制御されているからです。少し抽象的になってしまいましたが、なんとなくざっくりのイメージでもいいかと思います・・・。

こうした発達とはまた別の側面として、「成長」という言葉があります。

「発達」と「成長」

ここでいう「成長」とは、体の構造のことを示します。つまり体そのものが大きくなることを言っているのです。「成長」することでぼくたちヒトは身体能力がアップしますし、それを使いこなすことで生活の質がグンと上がることも実感しているはずです。年齢とともに。(年齢とともに低下することもありますが、それこそ発達の逆のことが起こっているわけですが、ここでは退化の話は割愛しておきます💦)

このような「発達」と「成長」のことを「発育」というように読んでいます。

客観的にこうしたことを見つめた場合、「発育」というのは、主に生物学的に、医学的に体が大きくなったりその体を使いこなせるようになっていくことを示します。それが「成長」と「発達」です。一方、「育成」というのは社会的にヒトとしての存在意義だったり立場だったりを形成していくことになります。これが「育成」です。プロ野球選手やプロサッカー選手が「下部組織からの育成枠」とかいう表現でたたき上げの選手のことを示すことがあります。これは組織として環境がその人「個人」を作り上げることから表現されることになります。

「発育」と「育成」

これら両者の側面を持っているのが「成育」ということになります。生物学的にも社会的にも大いなる意味を持つ言葉です。

ただ、今回この赤ちゃん歯科ということを語るうえでは主に「発育」というところに軸を置いて話を進めていきたいと思います。

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